国指定特別史跡・特別名勝「小石川後楽園」では、現在、護岸改修、石橋、白糸の滝などの修復工事が進んでいます。修復事業に深く関わっています龍居竹之介名誉会長より、小石川後楽園の歴史および修復の意義、方法などについて日本庭園協会会員に特別に講演をしていただきます。

修復工事を目の当たりにすることはとても貴重な体験ですので、是非ご参加ください。

小石川後楽園修復風景

◎特別講演会
「小石川後楽園 いまむかし」

●日時:平成27年4月16日(木)
●会場:小石川後楽園 涵徳亭および園内

●講師:龍居竹之介 名誉会長
●会費:会員5,000円 / 一般6,000円(入園料・昼食付)
●定員:50名 
●カリキュラム
 1.講義10時30分〜12時(涵徳亭)
 2.園内見学 13時〜15時(龍居名誉会長、正田小石川後楽園サービスセンター長)

●締切日:4月6日(月)※定員になり次第、締め切らせていただきます。
●申込み・問合せ:(一社)日本庭園協会
(お申込の場合は、質問記入欄にお申込の旨、ご記入ください)
TEL&FAX……03-3204-0595

小石川後楽園修復風景

第11回(平成27年度)の日本庭園協会賞は後藤幸雄氏、本田壽氏、森和義氏。奨励賞は伊藤一郎氏、坂本利男氏に贈られることが決定しました。
3月18日に東京の明治神宮文化館で開かれる協会定期総会の席上で表彰式を行い、賞状および記念品が授与されました。

受賞者の詳しいプロフィールは、日本庭園協会の公式ウェブサイトに掲載されています。
ぜひご覧ください。

日本庭園協会賞

日本庭園協会賞 奨励賞

当協会の定期刊行物「庭園協会ニュース」第80号を27年3月18日に発行しました。



主な内容:巻頭言「世界に誇れる日本の庭造りを!」大成白歩/平成27年度日本庭園協会賞(4P)

庭園協会ニュースは日本庭園協会公式サイトより、PDFで67号〜最新号までの全文がお読みいただけます。 

 →日本庭園協会公式サイト【庭園協会ニュース】バックナンバーはこちら

※過去の「庭園協会ニュース」より抜粋したコラムをお届けします。
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【庭園協会ニュース68号掲載】 
赤松手入れ講習会 石川支部(平成23年9月25日〜27日)
「金沢・能登地方における 赤松手入れの考え方」 宮本 広之


当地においては日照時間や積雪の影響で立ち芽をあまり付けません。松に限らず枝を真横から見ると薄い仕上がりにしております。これを踏まえ図Iから図Vまでは真上から見たものになります。

図Iは「枝造りの基本形」を示していますが、手先(当地では枝芯を表す)を頂点に三角形に仕立て、脇枝も脇手先をそれとして同形に、つまり幾つかの三角形で枝を造り上げるということになります。黒松の場合は手先をしっかり見せることがあるようですが、赤松は際立たせることは控えるようです。

「手先の決め方」など図IIに示していますが、思うような芽の出方をしてくれることは少なく我々の苦労するところとなります。手先とみる枝の方向に注目していただき図IIIへと移ります。

ここでは「枝を伸ばす方向やさばき方」を示しています。まずその方向ですが、幹から出ている方を基本とします。手先を決める時その方向を見直すことがありますが、このことは当たり前のようで案外とできていないことのように思えます。又、ワタリ枝(他の枝に重なるもの)やモドリ枝(幹の方へと行くもの)は摘めるなり切るなりしていきます。

図IVは「元葉取り」や「もみあい」についての図解です。枝全体でひと芽の葉数を揃える元葉取りは施工すれば美形なものになることは言うまでもありません。また伸び過ぎた新芽で切るこ とができなく、中芽も掛けられない時期のときはその手法を行うことが良いでしょう。

樹木を管理していく上で求めに応じ てその高さや葉張りを詰める事は技術 の見せ所です。 「 枝を詰める方法」を (A)(B)に分けて示したのが図Vです。脇枝を手先に差し換える手法が分かっていただけると思います。 以上、極々基本的な考え方を解説させていただきました。

(石川支部正会員)

※過去の「庭園協会ニュース」より抜粋したコラムをお届けします。 
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【庭園協会ニュース67号掲載】
鑑賞会 秋季見学会 【神代植物公園・滄浪泉園・殿ヶ谷戸庭園】
藤枝 修子


平成23年10月26日(木)8時50分、新宿西口に参加者28名が集合し、晴天のもとで「国分寺崖線・湧水と庭園」をテーマに神代植物公園・滄浪泉園・殿ヶ谷戸庭園の見学会をスタートした。バスの中で、河原武敏氏により見学先の説明が行われた。東日本大地震の影響で、今回は都内の見学先が選ばれた。

〈神代植物公園・高橋康夫園長の解説で園内を回る〉

開園50周年の東京都立神代植物公園に着き、高橋康夫園長に迎えられた。植物会館で公園の全体的な説明を受けた。東京の街路樹などを育てる苗圃であったが、戦後、神代緑地として公開された。昭和36年に神代植物園に 名称変更、都内唯一の植物公園として 開園。約4800種類、10万本・株の樹木が植えられ、種類ごとに30ブロックに分けてある。

〈殿ヶ谷戸庭園・紅葉亭からの眺め〉

さつき・菊の盆栽、色鮮やかなダリア園と香しいバラ園をめでながら広大な園内を散策した。続いて隣接する深大寺(天台宗別格本山浮岳山昌楽院深大寺)に参拝した。本堂は平成15年に改修され、ご本尊の阿弥陀如来は鎌倉時代前期の作。昼食には会席料理で深大寺そばをいただいた。そばの由来は、米の生産に向かない土地がらから、江戸時代にそばを栽培して寺に納めたとのこと。

〈神代植物公園・バラ園、大温室を背景の参加者〉

昼食後、バスで小金井市滄浪泉園へ。 国分寺崖線崖下の砂礫層から湧き出る地下水(はけ)が何箇所かあり、鬱蒼とした樹木に囲まれた池の水は野川に至る。園内に水琴窟もある。明治・大 正期に活躍した波多野承五郎(雅号・古渓)の別荘であり、大正8年犬養毅元首相がこの庭に遊び、命名した。


見学地最後の殿ヶ谷戸庭園(国指定名勝)へ。JR中央線の国分寺駅南口前に位置し、武蔵野固有の自然地形「谷戸」を利用した庭園として昭和54年4月に開園した。大正2〜4年江口定條(旧満鉄副総裁)の別邸として建てられ、昭和4年岩崎彦太郎(旧三菱財閥)、昭和49年東京都が買収した歴史がある。国分寺崖線の崖上の平地は芝生地、崖下の湧水を利用した渓流と池を巧みに調和させた林泉回遊式庭園である。園内には、大正から昭和初期の特徴をもつ和洋折衷式の別荘建 築物(現在は管理事務所に使用)と茶室の紅葉亭がある。

高層建築物に囲まれながらも、地域住民や関係者が守りぬいて生き続ける都会の庭園に、その重要性を痛感した。陽も傾き、予定の見学を終えて、満ち足りた気持ちで帰途についた。

 【愛知県支部主催 第6回 石積み講座(2015年3月7日(土),8日(日))】の詳細はこちら


※過去の「庭園協会ニュース」より抜粋したコラムをお届けします。
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【庭園協会ニュース79号掲載】支部活動報告 
愛知県支部 第5回 石積み講習会
「石積みを学ぶ」犬塚 直人


11月15、16日に愛知県常滑のおしゃ楽で石積みの講習会がありました。今回で5回目を数えるこの講習会に私は初めて参加しました。石積みは少し経験させてもらったことがありましたが、自分がやっていた石積みの何が合っていて何が間違っているのかを確認すると同時に、講師の鈴木富幸先生の石積みの美しさの根本を学ぶという目的で受講しました。

〈実習前の座学のようす〉

初日は午後からの開始で座学から始まり、基本的な石の良い悪い積み方、縦横目地の止め方、角石のおさめ方を教わり、それをもとに根石から天端までの石の配置を図におこしました。その後、石工具の扱い方、周りへの配慮等を教わりながら、実際にその図を基に石積みを行いました。初日は根石を据え作業は終了しました。場所を移して懇親会会場へ、講師の先生方、スタッフの皆様、全国から参加されていた庭師の方々の石積みに対する熱い思いを聞き、自分の心が熱くなると同時に気も引き締まりました。

〈仲間と共に石と向き合う〉

2日目は、前日の続きで石を積みました。私の昨日据えた根石を見て、講師の方は一言、「積み直し」と言われ、始めは何が何だかわかりませんでしたが、隣の石、2段目以降の大中小の石の配置も読むこと、次の石を積みやすくすること等、アドバイスをいただきながら積み直しました。要所要所で丁寧に教えてもらいながら、 2段目以降も積んでは降ろしの繰り返しでした。残念ながら終了時刻になっても天端まで積み上がりませんでしたが、自分にとって今 回のこの講習会がものすごく大きな意味のあるものと感じました。

〈会場となったおしゃ楽常滑資材センターにて〉

この経験を基に自分の石積みの仕方が変わるだろうと思っています。このような機会を与えて下さった講師の先生方、おしゃ楽のスタッフの皆様、 また、色々とお話を聞かせてもらった参加者の方々、本当にありがとう ございました。この出会いを大切に、またお会いした時には、厳しいお言葉をよろしくお願いします。

(正会員 神奈川県支部)


 【愛知県支部主催 第6回 石積み講座(2015年3月7日(土),8日(日))】の詳細はこちら

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【庭園協会ニュース79号掲載】支部だより20 広島県支部 
「石塀完成に思うこと」藤原 忍



現在、広島県支部は11名の支部会員で活動しています。
主に備後地方(福山、三原、尾道)それに三次市在住のメンバーです。

〈お手本となった岡山の旧関谷学校石塀〉


さて、ついに3年間にわたり取り組んできた旧閑谷学校の外周の石塀を手本とする石積み講習が終了しました。規模は本物の約2分の1。高さ1.3メートル、幅1.2メートル、長さ5メートルのL字型の石塀が完成しました。地元大和町産の花崗岩を様々な石工具を使い加工し、表面は石のみでの、「のみ切り仕上げ」としました。最後の一石をはめ込む時は何とも表現しがたい感動的な瞬間でした。何事もやり始めたからには最後までやり通すという当たり前のことを再認識した講習でもありました。そして、しばらく休止していた炭焼き研修を約2年ぶりに行いました。暑い中での作業は大変でしたが、大変質の良い炭ができ苦労が報われました。

私はその炭をお世話になっている顧客に配ったのですが、炭焼きの過程など話すことで会話の幅が広がり、顧客との親密度も増したようです。思わぬ副産物でした。

〈出隅、入隅の L 字型形状がよく分かる〉


年末は、庭手入れに忙しい季節ですが、剪定作業について日頃から気になっていることがあります。依頼主から「鬱陶しいからさっぱりしてください」と言われたからって何でもバサバサと切ってしまうのはまずいのじゃないかということです。樹木や草花、地被植物すべて自然の摂理に基づいて生きています。例えば、光を多く採りたいため自ら葉を大きくして対応している状態の樹木にハサミを入れること等です。枝葉の伸び方など各樹種ごとの特徴を知った上で瞬時に判断し作業できるよう心掛けたいと思っています。

〈曲面に加工した石で上部を積んだユニークな形状の石塀〉


もちろん顧客の求めている景色がどのようなものか理解しながらですので簡単なことではありませんが、職人とし ての見識が問われるケースだと思います。そして、作庭する場合、庭の構成には様々なパターンがありますが、樹種の決定には慎重になります。特に限られたスペースに植える場合、将来の成長する姿を十分考慮して選ばねばなりません。このような 雑談をしながらの支部での集まりでは話が盛り上がり、どこのカニはおいしいとか、今度はそこへ見学に行こうかとか、息抜きもしながら仲間同士共に切磋琢磨して行こうと思っています。

〈観るだけでなく実際に造ってみて初めて解る事があると話す広島県支部会員達〉


(評議員 広島県支部長)

※過去の「庭園協会ニュース」より抜粋したコラムをお届けします。
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【庭園協会ニュース78号掲載】支部だより19 埼玉県支部 
「土塀を造ってみる」石井 敬明

静岡県は、東西の交流地点であり、東は関東から西は中京から影響、刺激され、変化に富んだ地域性があります。箱根や富士を控えた東部は、火成岩や豊かな水を利用した庭が見られます。西部は天龍の青石、三ケ日石などの地石、植木市場もあり、豊富な材料が集積し、進取の気を感 じる庭が見られます。中部は両方の勢いに挟まれ、思い切りのない造作の庭に落ち着いているようです。良くも悪くも、その地域に住む人たちの意識が、そのまま反映しているようです。

〈菅沼邸土塀案〉


さて、支部の技能研修の報告をしたいと思います。百華園の菅沼さんから場所と材料を提供するからと、若い衆の研鑽のための土塀造りの提案を受け、私自身、安諸さんの現場を見学したりして興味はあったのですが、踏み切れず、なかば押されぎみに今回の研修会を行った次第です。平成25年4月から平成26年5月 までの8日間、延べ82人前後をかけ、浜松の菅沼邸の敷地をお借りして、土塀の技能研修を行いました。土塀は遊びを避け、オーソドックスな形を目指したつもりです。崩すのは、後々個々が試せばよいでしょう。作業を振り返って見ます。 1回目・骨 組み、腰石積。檜の防腐加工した角材を埋け、腰石は愛知の幡豆(はず) のゴロタ石を積みました。

〈支柱の埋け込み〉

2回目・ 小舞。目が細か過ぎたせいか竹と竹を縄で留める作業に思いの外、手間取りました。3回目・立ち上がりの泥詰め。最初のうちは粘性の泥に苦戦を強いられ、後半やっと扱いに余裕が出てきました。4回目・笠の小舞と泥詰め。笠の下端の小舞をどう処理するか考えどころでした。5回目・屋根の補強、防水、瓦葺き。瓦は福田の織物屋の蔵の古瓦を使用する。桟の位置・厚みを予め考慮すること、瓦同士が一様でなく、合わせの難しさを知る。6回目・冠振り(丸瓦)葺き。前後の熨斗瓦、冠振りの泥を通した緊結に苦労する。7回目・仕上げ塗り。左官工望月氏の指導のより行う。三河産の赤土とすさ、砂、セメント、石灰、水を混合して塗り材とする。笠の下端が難しい。本来なら何度か下塗りをすべきところ、計算ミスにより壁の余裕がなくなり、1回塗りとしました。以上、これで完了としました。

〈立ち上がりの小舞〉


振り返ってみますと、研修が長期にわたり、本格的な土塀経験のないまま、試行錯誤しながら一日、一日と取り組むことができた事は、今となってはよい体験となりました。一気呵成もよいのですが、各工程の中でじっくり腰を据えて作業をすると、見落としていたものや押さえ所が見えてきます。若い衆にとって得がたい体験ができ、庭造りの世界が少しでも広がってくれれば嬉しい限りです。

〈土塀造りを終えて〉

最後に庭に対する真摯な姿勢、ダイナミックな生き方を我々に教示して逝かれた鈴木直衛氏に対し心からの尊敬と感謝を捧げ、ご冥福をお祈り申し上げます。

(評議員 支部長)

【終了しました】100名を超える参加者がありました。ありがとうございました。(3/20追記)

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鑑賞研究部では27年度 春の講演会として「尼博正氏講演会」を開催いたします。

テーマは「南禅寺界隈の庭を巡って」。

 尼博正先生は現在、京都造形芸術大学教授で日本庭園・歴史遺産研究センター所長を務められておられ、七代目小川治兵衛の研究や石造美術品の研究、文化財 庭園の修復整備の第一線で活躍なさっています。 

京都東山の山麓には平安の昔から琵琶湖疏水が開通した近代まで数多くの山荘、庭園群が造られ営まれてきました。風致に優れたそのような場所で育まれてきた庭園文化の魅力を語っていただけるはずです。 

多数の皆様の参加をお待ち致しています。

◎鑑賞研究部主催
尼博正氏講演会「南禅寺界隈の庭を巡って」

●日時:平成27年3月15日(日)13:30〜15:30
●会場:日本女子大学桜楓2号館 3階

●受講料:会員・一般2,000円 学生1,000円
●締切日:3月5日(木)※定員になり次第、締め切らせていただきます。
●申込み・問合せ:(一社)日本庭園協会(←お問い合わせフォーム)
TEL&FAX 03(3204)0595

当協会の定期刊行物「庭園協会ニュース」第78号を27年1月30日に発行しました。 



主な内容:巻頭言「古庭園が現代に語りかけてくる」野村脩/「新年のご挨拶」金子直作/平成26年度伝統庭園技塾/山口県支部・本部共催講座/鑑賞研究部「秋季庭園見学会」/本部からのお知らせ/支部活動報告/支部だより20 広島県支部/他(12P)

庭園協会ニュースは日本庭園協会公式サイトより、PDFで67号〜最新号までの全文がお読みいただけます。 

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